クラウドツールでは今まで、様々な科目の病院やクリニック、また歯科等の医院様に向けてMEO対策を行ってまいりましたが、その中で今回3つの科目(産婦人科、矯正歯科、美容皮膚科)でのMEO対策の施策前後の状況についてお話しできればと思います。
今回チョイスしました産婦人科、矯正歯科、美容皮膚科でMEO対策するキーワードがどのような形で選ばれ、そのキーワードが上位表示した後の結果はどのようになったのかといったことを、クラウドツールでの実例より解説していきます。なお、記事中に
・直接検索
・間接検索
といった言葉がが出てまいります。どちらも検索エンジン上での言葉ですが、『直接検索』とは、ターゲットとなる患者さんを含めたユーザーが、病院名や所在地の住所といった病院やクリニックに直接関係するキーワードで検索をしたことを示します。『間接検索』とは、ターゲットとなる患者さんを含めたユーザーが、【地域名 科目】、【地域名 病名】などといった直接検索とは違うキーワードで検索したことを示します。
産婦人科でのMEO対策
産婦人科の病院数は、少子化傾向や専門医の不足などから医師1人にかかる負担が大きいことから年々減少しています。また、お産に伴います訴訟のリスクが高まっていることから、産科を止めて婦人科だけを標榜する入院施設のない病院が増えています。
今回取り上げます産婦人科A様は、入院施設はなく不妊治療を柱とした産科で、更年期障害は婦人科にて対応するといった患者さんのターゲットを絞った形のクリニック様となります。
事例と実績
産婦人科A様は、東京で高額所得者などが多数いる地域にて開業されております。今までは、SEO対策とリスティング広告を行うも、思ったほどの集患が見込めないことからMEO対策を行うこととなりました。
MEO対策を行うキーワードは、
・地域名_不妊治療
・地域名_婦人科
・駅名_不妊治療
・駅名_婦人科
の4キーワードを選定しました。駅名は、地域名と同等のポテンシャルを持っていることからWEB集客が見込めるため選択しました。
■MEO対策での上位表示前後の結果
MEO対策の開始前は、直接検索と間接検索で表示またはターゲットとなる患者さんを含めたユーザーに認識された数は、合わせて約600回。これがMEO対策を開始し、上位表示された後には最大約1,400回と2.5倍の増加となりました。直接検索は殆ど増加していませんが、間接検索が物凄く増加しており、MEO対策が検索での表示や認知度の増加に寄与していることがよく分かります。
直接検索や間接検索での表示またはターゲットとなる患者さんを含めたユーザーに認識された数が増えたことにより、実際に対象となる病院サイトへアクセスしたり、来院直前の指標となるGoogleMapのナビルートの表示や病院への電話(来院予約や問い合わせ等)が大きく増えており、MEO対策前と比較して約2倍の反応増となりました。
矯正歯科でのMEO対策
歯科の数はコンビニの数よりも多いと言われるほどクリニック数が多く、他の一般内科や一般外科などの病院に比べて直ぐ近くに多数の競合が存在する状態となっております。
今回取り上げます矯正歯科B様は、矯正とインプラントといった治療の患者さんにターゲットを絞った形の歯科クリニック様となります。
事例と実績
矯正歯科B様は、大阪のビジネス街にあることから周りにも矯正やインプラント、審美歯科を行うクリニックが多く、その競合歯科とリスティング広告で激しくぶつかり合い、1クリック単価の高騰に悩まれていたことから、リスティング広告の予算を少し減らし、違う集患方法を探していた結果、MEO対策を行うこととなりました。
MEO対策を行うキーワードは、
・地域名_矯正
・地域名_矯正歯科
・地域名_歯科矯正
・地域名_インプラント
の4キーワードを選定しました。なるべく取りこぼしがないよう、地域名は絞り、【矯正】というキーワードに幅を持たせました。
■MEO対策での上位表示前後の結果
MEO対策の開始前は、直接検索と間接検索で表示またはターゲットとなる患者さんを含めたユーザーに認識された数は、合わせて約600回。これがMEO対策を開始し、上位表示された後には最大約3,100回と4倍強の増加となりました。直接検索は殆ど増加していませんが、間接検索が物凄く増加しており、MEO対策が検索での表示や認知度の増加に寄与していることがよく分かります。
直接検索や間接検索での表示またはターゲットとなる患者さんを含めたユーザーに認識された数が、増えたことにより実際に歯科サイトへアクセスしたり、来院1歩手前のGoogleMapのナビルートの表示や歯科医院への電話(来院予約や問い合わせ等)が大きく増えており、MEO対策前と比較して約2倍の反応増となりました。
美容皮膚科でのMEO対策
以前は、美容整形を行う形成外科などが主に美容系の診療や治療を行っていましたが、最近では一般内科や皮膚科がメスを持たない美容皮膚科で脱毛やAGAなどの診療や治療に参入されるケースが増えてきました。
今回取り上げます美容皮膚科C様は、一般皮膚科ではあるもののリニューアルするので女性向けの美容皮膚科にも本格的に力を入れたいといったクリニック様となります。
事例と実績
美容皮膚科C様は、神奈川で診療を行っておりますが、美容皮膚科系で集患が見込めそうなキーワードは、大手や中堅どころの美容外科に占められてしまっているため、SEO対策やリスティング広告では中々太刀打ちが出来ないことから、まだ層の薄いMEO対策を行うこととなりました。
MEO対策を行うキーワードは、
・地域名_脱毛
・地域名_レーザー脱毛
・駅名_脱毛
・駅名_レーザー脱毛
の4キーワードを選定しました。駅名は、地域名と同等のポテンシャルを持っていることからWEB集客が見込めるため選択しました。
■MEO対策での上位表示前後の結果
MEO対策の開始前は、直接検索と間接検索で表示またはターゲットとなる患者さんを含めたユーザーに認識された数は、合わせて約1,100回。本格的に参入する前でもある程度の数はありましたが、MEO対策を開始し、上位表示された後には、最大約6,600回と6倍の増加となりました。直接検索も少し増えていますが、それ以上に間接検索が爆発的に増加しており、MEO対策が検索での表示や認知度の増加に寄与していることがよく分かります。
直接検索や間接検索での表示またはターゲットとなる患者さんを含めたユーザーに認識された数が増えたことにより、実際に対象となる病院サイトへアクセスしたり、来院直前の指標となるGoogleMapのナビルートの表示や病院への電話(来院予約や問い合わせ等)が大きく増えており、MEO対策前と比較して約2倍強の反応増となりました。
上記の結果から、直接検索と間接検索で表示またはターゲットとなる患者さんを含めたユーザーに認識された数は病院の科目や最初の状態などにもよって数字は変わってきますが、その後のターゲットとなる患者さんのアクション(サイトアクセス、ナビルート表示、電話)が、MEO対策前に比べ大きく伸びをしめした結果となりました。
もちろん全ての病院やクリニック、歯科等の医院様がこのようになるとは言えませんが、少なくともMEO対策前よりもMEO対策での上位表示後にターゲットとなる患者さんを含めたユーザーの何らかの”動き”が増えることは言えます。
その動きは必ず、集患や増患、診療報酬のUPに繋がりますので、もし集患が上手くいっていない病院やクリニック、歯科等の医院様は、一度MEO対策を試してみてはいかがでしょうか?