病院やクリニック、歯科医院等のホームページ制作やWEBでの集客(集患&増患)を試みる際、大体の先生は『高齢者はWEB(ネット)を使わない』や『そもそも高齢者はホームページを見ない』といった思い込みをしていることが多いのですが、本当にそうでしょうか?
実際に高齢者がWEBどのくらい利用しているかという【WEB利用率】がどのくらいなのかをご存知ですか?この利用率の結果を見るときっと先生が今まで思っていた見込みが覆されること間違いありません。
実際にWEB利用率がどのくらいかというった答え(利用率〇×%)といった予想をされてから結果をご確認していただくことをお勧めいたします。
WEB利用者の推移
ここでは、総務省が毎年出している統計を基に話しをいたします。国が調査している公的な統計なので、非常に信用性は高いものと思われます。
まずWEBの普及率ですが、日本では約83%となり、全国民の10人に対し8人が、WEBを利用していることになります。
この数字を見て思ったより少ないと思われている先生もいるかもしれませんが、この数字は、日本の総人口で普及率を計算しているため、0歳~12歳も対象となり、このような若年層はWEBを閲覧するための端末を持たなかったりすることから、リアルな普及率は、この数字よりも高まることが考えられます。
次に、今回の本題の年代別WEB利用率です。如何でしょう?こちらをご覧いただいている先生は、高齢者のWEB利用率の数字をどの程度と予想されましたか?
下記が、総務省から出されている各年代別のWEB利用率のグラフです。
総務省の最新のデータでは、若年層の10代~中年齢層の50代までのWEB利用率は90%以上となり、高年齢層となる60歳前半(60~64歳)は約81.6%、60歳後半(65~69歳)は71.4%、70代(70~79歳)にいたっても53.5%といった結果となりました。
若年層~中年齢層の利用率はある程度予想はついていたかと思いますが、高年齢層と呼ばれる60歳以上の高齢者のWEB利用率がここまで高いとは思いもしなかったのではないでしょうか?
また利用頻度につきましては、毎日もしくは週1回以上の割合が、91.9%となっていることから、60歳以上の高齢者もWEBを頻繁に利用していると言っても良いと思います。
このように総務省から発表されたWEB普及率の統計結果から、60歳以上の高齢者はホームページを見ないからWEBでの集患&増患のターゲットから外したり、昔から掛かり付けとしてきている患者さんしか来院しないため、ホームページ自体を持たないといった行動は、もしかしたら今まで獲得できたかもしれない新規の患者さんをみすみすスルーさせてしまっている可能性があります。
60歳以上の高齢者がWEBを利用していないといった神話的思い込みは崩れ、はっきりと高齢者もWEBをりようするといった数字が総務省から出ていること、また今後の日本は、少子高齢化が一層強くなることから集患&増患においても高齢者を無視することはできないと言えます。
このようなことから今まで集患&増患が上手くいっていなかった病院やクリニック、歯科医院等では、高齢者に向けたメッセージをホームページにて高齢者でも分かるように告知し、WEBからの集患&増患を試みて新たな患者層として獲得してみるのも良いと思います。
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