病院やクリニック、歯科医院等の集客（集患＆増患）として電柱への巻き付け看板の広告を出しているところをよく見かけます。

弊社のクライアント様である医院様でも、以前は電柱広告を出していたと仰る先生は多かったです。当方から『なぜ、電柱広告を出していたんですか？』と聞きますと

『認知度が上がりそうだったから』
『月額の費用が安いから』

といった理由でしたが、果たして本当に集患＆増患に繋がっていたのでしょうか？

答えは、【NO】です。

もし電柱広告を出している理由が、集患＆増患のためということでしたら今すぐ中止して他の方に広告費を回した方が賢明です。

なぜ、電柱広告を止めるべきなのかといった理由をここではお話いたします。

止める理由①　街に同化

コチラをご覧いただいている先生は、街中で電柱を特別なものとして捉えたことはありますか？きっとないと思います。

それは、電柱は街中にあって当然のもので、どこの街に行っても電柱は佇んでいますから、その電柱という存在自体が街中にあって当たり前と思っております。いわゆる街中に【同化】していると言えます。

同化といったことは、そこには特別なものは【無い】として人間の脳は処理をしてしまいます。特別なものがないと判断された電柱に広告を出したとしても、そもそも電柱への意識がないので、見られることは皆無です。

また人間は、電柱は見るものではなく、ぶつからないために【避ける】ものとしての認識が高いので、あえて近くまで行って広告を確認することもありません。

止める理由②　無理のある視覚

電柱に広告を出すということは、その道を通る歩行者や自転車、自動車が対象になります。

自転車や自動車で考えてみますと、時速10km以上で走ると素通りするときの文字の認識が困難になります。もちろん高速道路のような大きな看板や交通標識のような大きな文字なら別ですが、電柱の広告の文字は、名前は大きくてもその他の情報は小さいのが通常です。

自転車や自動車で普通に走っていて、電柱広告の文字を認識し、そして憶えられますか？通常は難しいと思います。

次に歩行者ですが、電柱広告は高さ3ｍ程度の高い位置取り付けられるため、意図して見上げない限り広告の文字は認識できません。遠方からならもちろん通常目線には入りますが、その距離だと今度は文字が小さく見えません。

止める理由③　過少な情報

デジタル社会となり、情報やそれに伴う画像などの情報も含め、非常に提供される情報が多くなっています。その中で、電柱広告は、病院名と電話番号、ある程度の位置情報とこの程度しか情報が載せられません。

昨今の患者さんは、その病院がどのようなところなのか？自分に合っているのかどうか？といった情報を仕入れてから初診を受けるケースがかなり増えていますから、そんな中で、病院名と電話番号、ある程度の位置情報だけで、その病院に行くという心理状態になることは本当に少ないと思います。

このような理由から、電柱広告は現代においては、中々ニーズのない媒体となってしまっております。そのような中でも電柱広告を有用的に使える手段がない訳ではありません。もし、こちらをご覧いただいている先生の病院が、下記のような場合は電柱広告を出していても良いとは思います。

★分かり難い路地にある
 
病院が分かり難い路地を入ったところにあり、道標的な役割と使用する。患者さんが迷わないための案内板として利用しますので、集客目的ではありません。

★電柱広告の独占
 
駅から病院までの間や病院周辺の電柱数十本を独占的かつ集中的に電柱広告を出すことで、人間の視覚に入る電柱広告が全てその統一されたものとなれば、人間の心理に波を立てることができ、『？？？』といった不可思議で良い意味でのストレスを感じさせることができます。

WEBの広告などもそうですが、中途半端なものほど人間の心理を動かすことはできませんことから効果が表れにくいことで費用対効果も悪くなります。

このようなことがないように弊社では、限りある広告予算を最大限に活かせる方法をクライアント様にご提案しております。もし、広告のことでお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。

病院やクリニック、歯科医院等のWEB集客やオフラインを含めた集患＆増患でお悩みからお問合せください。